仕事効率化

【エクセル】VLOOKUP関数の使い方とすぐにできる6つの応用技

VLOOKUP関数はむずかしい…と思っていませんか?

たしかに、SUM関数などのシンプルなものに比べるとVLOOKUP関数は引数も多く複雑に感じてしまうかもしれません。
VLOOKUP関数
しかし、VLOOKUP関数を使うことができれば、

・商品コードを入力するだけでとなりに商品名や単価を自動表示する
・別々に作成した表のデータを1つにまとめる

など、大変な作業が簡単にできるようになります。

ナル
ナル
時短になるだけではなく、ミスの軽減にもなりますよ。

そこで本記事では、VLOOKUP関数の使い方をどこよりもわかりやすく解説

さらに、初心者でもすぐにできる6つの応用技もお伝えします。

エクセルのVLOOKUP関数は「関数の挿入」ボタンを使えば簡単!

エクセルには関数の入力を補助する機能があります。

引数がややこしいと言われるVLOOKUP関数も、ダイアログボックス(補助画面)を利用することでハードルがグッと下がります。

「関数の挿入」機能は他の関数でも使えるのでぜひ活用してください。

一部ダイアログボックスを利用できない関数もあります。

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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(基本編)

請求書と商品リスト
請求書の入力フォームと商品リストを連動させて、商品コードを入力するだけで商品名と単価が自動的に表示されるようにしてみます。

【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(基本編)①関数の挿入ボタン

B4セルを選択して、「fx」ボタンをクリック。
関数の挿入ボタン
関数の挿入ダイアログボックスが表示されます。

VLOOKUP関数を入力したい場合は、関数の分類を「検索/行列」に変更。
関数の分類は「検索/行列」
関数名の中から、VLOOKUPをさがしてOKを押します。
VLOOKUP関数を選択
VLOOKUP関数の引数ダイアログボックスが表示されます。
関数の引数ダイアログボックス
各項目を1つずつ入力することで、VLOOKUPの式を簡単に入力することができます。

目当てのエクセル関数が見つからないときは、さがしている関数名の頭文字をキーボードで押します。

VLOOKUPなら「V」キーですね。

一覧の中の「V」が頭文字の関数の場所へジャンプします。
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(基本編)②引数の入力

関数の引数ダイアログボックスを利用することで、直接セルに式を入力するよりも簡単になります。

しかし、それでも初心者では、どこになにを入力すれば良いのかわからないという方も多いと思います。

簡単な例題を出してみます。

たとえば、ロッカールームの赤枠の場所を他人に教えるとしたらどうしますか?
ロッカールーム

ロッカーにはナンバーがありません。

ナル
ナル
★マークを目印にして、そこから右側に3つ目だよ!伝えたとおりに探してみてね!

これがVLOOKUP関数の引数の考え方。

VLOOKUOPはVertical(垂直)とLOOKUP(見つける)の略名で、その名のとおり垂直(縦方向)にデータをさがす関数です。
VLOOKUP関数は垂直に検索する
引数には、「検索値」、「範囲」、「列番号」、「検索方法」の4つがあります。

それぞれを簡単に説明すると下記のとおり。

検索値:なにを目印にするの?→★マーク

範囲:どこを探すの?→ロッカールーム

列番号:目印を見つけたら?→そこから右に3つ目

検索方法:どうやって探す?→伝えたとおりに

なんとなく、イメージできましたか?
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(基本編)③VLOOKUP関数の式

では、エクセルの請求書と商品リストでVLOOKUP関数の引数を考えてみます。
VLOOKUP関数の引数に当てはめる

検索値:商品コード

範囲:商品リスト

列番号:見つけた商品コードから右に2つ目

検索方法:伝えたとおりに

伝えたとおり(検索方法)に、目印となる商品コード(検索値)を商品リスト(範囲)から探します。

商品コードを見つけたら、そこから右に2つ目(列番号)にある商品名を取り出します。
引数を日本語で考えてみる
これなら分かりやすいですよね。

しかし、引数は日本語で入力しても処理できないためエクセルが理解できる言葉に直します。

※エクセルのセル範囲に名前を付ければ、検索値と範囲を文字列入力することもできます。

【エクセル】連動型プルダウンリストで選択肢を絞り込む方法とは?プルダウンリストの選択肢を絞り込みたいと思ったことはありませんか?エクセル機能の「名前の定義」と「INDIRECT関数」を組み合わせることで連動型プルダウンリストを作成することができます。...

①検索値:商品コード
直接入力することもできますが、入力欄の右側にあるボタンを押せばマウスで対象のセルや範囲を選択するだけで入力することができます。
となりのボタンをクリック
A4セルをクリック。
A4セルをクリック
「A4」と入力されました。
検索値が入力される
検索値は商品コードや社員番号など、数値を利用することが多いです。

②範囲:商品リスト
商品リスト全体となるH2セルからJ7セルを範囲選択します。
範囲を選択
関数の引数ダイアログボックスに画面が戻ったら、H2:J7を選択した状態でキーボードのF4キーを一度押します。

「$H$2:$J$7」という表示に変わりました。
絶対参照にする
セル名に「$」マークが入ることを絶対参照と呼びます。

絶対参照にしておかないと、式を他のセルへコピーしたときに正しく計算できないことがあります。

範囲を選択したときはF4キーを押すと覚えておいてください。

絶対参照については別の記事でくわしく解説しています。

【エクセル】セルの参照を固定(列のみ・行のみ)する方法とは?エクセルで数式をコピーしたら計算がおかしい…そんな経験はありませんか? 下図のC2セルには、静岡店の売上構成比を求めるために「=B...

③列番号:右に2番目
VLOOKUP関数が見つけた検索値から、右に何番目のデータかを入力します。

商品リストを見てみると、検索値となる商品コードから右に2つ目のセルに商品名がありますよね
商品名は2列目

ナル
ナル
検索値(商品コード)を1番目として数えるんだ

従って、列番号は2となります。
列番号は2

VLOOKUP関数は検索値の右側にあるデータしか取り出すことができません。

④検索方法:伝えたとおりに
検索方法にはTRUE(近似値)かFALSE(完全一致)のどちらかを入力します。

今回は商品コードと完全に一致するものを商品リストから見つける必要があるので、FALSE(完全一致)となります。
検索方法はFALSE
基本的にVLOOKUPを使うときの検索方法は「FALSE(完全一致)」と思っていただいても差支えありません。

正直、VLOOKUP関数で検索方法をTRUE(近似値)にすることはほとんどないです。

これで、VLOOKUP関数の引数ダイアログボックスの項目がすべて埋まりましたね。

OKを押してみます。

すると…
商品名が自動表示された
B4セルに「=VLOOKUP(A4,$H$2:$J$7,2,FALSE)」というVLOOKUP関数の式が入力され、A4セルの商品コードの商品名である「クリアファイル」という文字が表示されました。

次に、C4セルにもVLOOKUP関数を入力してみます。
単価も同じように設定する
基本的にB4セルに入力した内容とほとんど同じ。
列番号は先ほどと違う
異なるのは列番号だけですね。

単価の場合、商品コードから数えて右に3番目になるので「3」が入ります。

C4セルに商品の単価が表示されました。

=VLOOKUP(A4,$H$2:$J$7,3,FALSE)

単価も自動表示できた
A4に入力された商品コードを別の番号にすると、商品名と単価も自動的に連動して変更します。
商品コードと連動している
B4セルとC4セルに入力されたVLOOKUP関数の式を、ドラッグで8行目までコピーしておきましょう。
VLOOKUPの数式をコピーする
商品コードを入力するだけで商品名と単価が自動表示されるエクセルの請求書が完成しました!
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(応用編)①コードがないときは文字列を検索値にする

実務の中では、商品コードや社員番号がない資料をVLOOKUP関数で紐づけたいこともあるかもしれません。
コードがない
VLOOKUP関数の検索値は数値でなければダメだと思い込んでいる方もいますが、実は文字列を指定してもちゃんと使えます。

B3セルにVLOOKUP関数を入力してみます。
検索値を文字列で設定
検索値を名前にしても、社員名簿と連動して部署名を表示することができました。

ナル
ナル
文字列でもできるのに、なぜ検索値は数値を設定することが多いの?

不思議に思った方もいるかもしれません。

理由としては、社員名簿なら同姓同名、商品リストなら同じ商品名で単価が異なるなど、データが重複する可能性があるからです。
同姓同名の社員がいる
重複したデータがあると、VLOOKUP関数でも正しくデータを探せないことがあるため、数値(コード)の方が検索値としては適しているんです。
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(応用編)②重複データがあるときは結合で対処する

VLOOKUP関数が目的の値を返してくれない場合の対処法をお伝えします。
実績表
左側の表には担当者ごとの「実績」、「前年実績」、「前年比」が入力されています。

右側の表に、特定の担当者の実績、前年実績、前年比をVLOOKUP関数で表示してみます。
VLOOKUPでデータを抽出
しかし、右の表に抽出したデータを確認すると、「岩城 草太」さんの実績」、「前年実績」、「前年比」がすべて同じ数字になってしまいました。

これは、VLOOKUP関数の引数となる「検索値」が重複していることで発生します。

実績表の中には「岩城 草太」さんの名前が3個ありますよね。
これが重複です。

VLOOKUP関数は縦方向にデータを探しますが、重複データがあるときには最初に見つけたデータを採用してしまいます。

そのため、右側の表の「売上」、「前年実績」、「前年比」の3カ所すべてに「実績」の数値が表示されてしまったわけです。

解決するには、検索値を重複しないデータにすればOK。

エクセルでは式に「&」を入れると文字や値を結合することができます。

たとえばA1セルに「あ」という文字列があり、B1セルに「123」という数値が入力されていたとします。

C1セルに「=A1&B1」という式を入力すると、「あ123」になります。
「&」でセルを結合する
この考え方を利用しましょう。

C列に、A列の「担当者」とB列の「区分」を「&」で結合させたデータをつくります。
左の表でデータを検索値にする
右の表はH列に、F列の「担当者」とG列の「区分」を「&」で結合したデータを用意します。
右の表もデータを結合する
VLOOKUP関数の検索値をH列、範囲をC2セルからD11セルに変更。
(F4キーで絶対参照にしておきます)

列番号は2で検索方法はFALSE(完全一致)。
結合したデータを検索値にする
I列に目的のデータが正しく表示できました!
目的のデータを抽出
データに半角と全角、大文字と小文字などが混在している場合、結合してもVLOOKUPが上手く処理できないことがあります。

そんなときには、下記の記事を参考にデータの表記を統一させてください。

エクセルで名簿管理!混在したデータ表記を統一する方法とは?エクセルで名簿を作成すると、半角と全角、大文字と小文字、ひらがなとカタカナなど、表記が混在してしまうとデータ管理をするのに不便です。関数や書式設定を利用して統一表記に変換しましょう。...

VLOOKUP関数を使うときには重複データに気を付けましょう。
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(応用編)③ランク付けをするときは検索方法をTRUEにする

エクセル初心者がVLOOKUP関数を使うとき、引数の検索方法は「FALSE(完全一致)」にしておけば大丈夫と教わることが多いです。

商品コードと商品名を連動させたり、別々の表を1つにまとめたりする際にも、VLOOKUPを利用するなら検索方法はFALSEで問題ありません。

では、検索方法のTRUEはまったく利用価値がないのでしょうか?

ナル
ナル
TRUE(近似値)は、データのランク付けに使えますよ

左側にはテストの点数が入力された名簿、右側にはランク表があります。
点数表とランク表
C列に、右側の表に合わせてランクを入力していきます。

しかし、1つ1つ点数とランクを確認するのはかなり面倒な作業ですよね。

そこでVLOOKUP関数を活用します。
VLOOKUP関数でランク付け

検索値はB列の点数。

範囲は右のランク表。

列番号は「2」。

これまでと異なるのは、検索方法をFALSE(完全一致)ではなく「TRUE(近似値)」にすること。

VLOOKUP関数の検索方法をFALSEにすると、完全に一致した値が見つからないときは値を返すことができないため、エラーが表示されてしまいます。
検索方法がFALSEだとエラー
検索値となる点数が76点だとしたら、右側の表(範囲)に76という数値がなければいけませんよね。

しかし、検索方法をTRUE(近似値)にすると、完全に一致したデータがなくても値を返すことが可能です。
検索方法をTRUEにする
VLOOKUP関数でランク付けをするときは検索方法をTRUEにして使ってみてください。
VLOOKUP関数でランクを求めることができた

※右側のランク表が昇順に並んでいないと正しくランクが抽出できません。

データの並べ替えは、ランク表を選択して並び替え→昇順でできます。
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(応用編)④COLUMN関数でコピーした数式の列番号を可変する

エクセルでVLOOKUP関数を横方向にコピーすると、どのセルにも同じデータが表示されてしまうことがあります。
同じデータを抽出してしまう
これはVLOOKUP関数の引数である「列番号」がそのままコピーされてしまうために起こる現象。
原因は列番号のコピー
C3セルの列番号は3に、D3セルの列番号は4に修正すれば、それぞれ商品リストのデータを正しく抽出できるようになります。
列番号を修正すれば正しく表示
簡単な作業ではありますが、膨大なデータだったらやっていられないですよね。

ナル
ナル
VLOOKUP関数をもっと簡単にコピーする方法はないのかな?

そこでおすすめしたいのが、VLOOKUP関数にCOLUMN関数を組み合わせる方法。

COLUMNというのは、横方向に連番を振ることができる関数です。

=COLUMN(参照)

COLUMN関数
引数は1つだけで使い方もシンプル。

引数の参照が…

A:AならA列→1列目→1
B:BならB列→2列目→2
C:CならC列→3列目→3

という具合に、入力した列番号を数値に変換してくれます。
COLUMN関数の例
先ほどのVLOOKUP関数の列番号にCOLUMN関数を入力します。

B3セルを選択して、関数の挿入ボタンをクリック。
関数の挿入ボタン
VLOOKUP関数の引数ダイアログボックスが表示されたら、列番号に入力されている「2」を削除して「COLUMN(B:B)」と入力します。

引数をB列にすれば、「2」を入力するのと同じ意味になります。
B列を指定
この状態でOK。
VLOOKUPとCOLUMNの組み合わせ
B3セルの式は、

=VLOOKUP($A$3:$A$3,$A$6:$D$10,COLUMN(B:B),FALSE)

という少し長いものになりましが、返す値はさきほどと変わらず「消しゴム」です。

ここからが本番。

B3セルに入力されたVLOOKUP関数の式を、D3セルまでマウスをドラッグしてコピーします。
数式をコピーする
C3セルには単価、D3セルには発売日が、正しく表示されました。

ナル
ナル
コピーされたセルに合わせて、列番号が変化してる!?

この方法なら、VLOOKUP関数をコピーしても問題なくデータが連動しますね!

関数を組み合わせるというと一気に難易度が上がったように思うかもしれませんが、VLOOKUP関数とCOLUMN関数の組み合わせは割と簡単にできます。

これ覚えておくと、日々の業務がかなりラクになるので絶対おすすめです。
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(応用編)⑤データの並びが異なるときはMATCH関数を利用

COLUMN関数を組み合わせたVLOOKUP関数なら、式をコピーしても連番で列番号が変化するので重宝しますよね。

しかし、抽出したいデータが元の順番通りとは限りません。
データの並びがバラバラ
この例のように、抽出データと社員名簿のデータの並びが異なる場合ですね。

列番号にCOLUMN関数を利用しても対応できないです。

ナル
ナル
だからと言って、列番号を一カ所ずつ確認して修正するのはかなりの手間。

この問題を解決する良い方法があるのでお伝えします。

MATCHという指定したデータが何番目にあるかを教えてくれる関数を使います。

=MATCH(検査値,検査範囲,照合の種類)

MATCH関数
今回の例で説明すると、B2セルの「名前」(検査値)が、A6セルからF6セルの間(検査範囲)で何番目にあるのかを数値で返してくれます。

表の4行目にMATCH関数を入力してみました。
MATCH関数の例
各項目名が社員名簿の何列目にあるかが表示されました。

名前は社員名簿の6列目。
性別は2列目。
年齢は5列目。
生年月日は3列目。
血液型は4列目。

この数値をVLOOKUP関数の列番号にすれば問題は解決です。

B3セルに、関数の挿入機能を利用してVLOOKUP関数を入力します。
列番号にMATCH関数

検索値はA3セル、範囲はA6セルからF12セルを指定。
どちらもF4キーで絶対参照にしておきます。

列番号には、先ほどのMATCH関数を入力。

検索方法はFALSE。

B3セルにMATCH関数を含むVLOOKUP関数が入力されました。

=VLOOKUP($A$3,$A$6:$F$12,MATCH(B2,$A$6:$F$6,0),FALSE)

VLOOKUPとMATCHの組み合わせ
数式をF3セルまでマウスをドラッグしてコピーします。
データの順番が違っても正しく表示
表が完成しました!

社員名簿と抽出データの項目の表示順が異なっていても、MATCH関数で列番号を求めているVLOOKUP関数なら正確にデータを取り出してくれます。
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【エクセル】VLOOKUP関数の使い方(応用編)⑥エラー表示はIFERROR関数で消す

請求書と商品リストをVLOOKUP関数で連動させると大変便利ですが、検索値である商品コードが入力されていないとエラー表示がされてしまいます。
VLOOKUPのエラー表示
表の見栄えも悪くなりますので、A列に商品コードが入力されていないときは商品名と単価が空白になるようにしてみましょう。

IFERROR関数を利用します。

=IFERROR(値,エラーの場合の値)

指定したセルでエラーが発生したらどうしますか? という意味のエクセル関数です。

使い方は、まずB4セルを選択します。

=VLOOKUP(A4,$H$2:$J$7,2,FALSE)

既に入力されているVLOOKUP関数の式をIFERROR関数で囲みます。
IFERRORとVLOOKUPの組み合わせ
青字部分は元のVLOOKUP関数の式。

赤字部分がIFERROR関数を追加した箇所。

IFERROR関数の引数ダイアログボックスで入力するなら下記のようになります。
関数の引数ダイアログボックス
値にはB4セルに入力されていたVLOOKUP関数。

エラーの場合の値は、「””」とすることでブランク(空白)になります。
空白にする
B4セルのエラーが非表示(空白)になりましたね。

C4セルにも同じようにIFERROR関数を設定して他のセルへ数式をコピーすれば、A列の商品コードが入力されている行だけ商品名と単価が表示されるようになります。
検索値がある場合だけデータを表示する

例の表では、E列の金額の箇所にもIFERROR関数を使っています。

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新エクセル関数!XLOOKUP関数とVLOOKUP関数の違いとは?

関数の挿入ボタンを利用したとき、VLOOKUPと非常によく似た「XLOOKUP」という名前の関数を見かけた方もいるかもしれません。

XLOOKUP関数

実は、XLOOKUP関数はVLOOKUP・HLOOKUPの後継となる新エクセル関数

2020年2月現在では、Office365 Solo、またはOffice Premium 製品を契約している方(Office Insider プログラム)のみが利用可能です。

ナル
ナル
僕はOffice365 Soloを契約中。

2020年以内には一般公開もされる予定です。

お急ぎでない方は無理にOffice365 Soloに乗り換える必要はありませんし、XLOOKUPが実装されても、すぐにVLOOKUPやHLOOKUPが消えてしまうわけでもないです。

XLOOKUP関数とVLOOKUP関数の違い①使い方

一言で表現するなら、XLOOKUPは「使い勝手が非常に良い」というのが僕の感想です。

VLOOKUP関数をこれから覚えるという方は、最初からXLOOKUPを利用した方がシンプルでわかりやすいかもしれませんね。

たとえば下記の例で、商品コードを検索値としてB4セルに商品名を求めるとしたら、

=VLOOKUP($A$3:$A$7,$G$2:$I$7,2,FALSE)

というVLOOKUP関数を使います。

VLOOKUP関数を入力する場合

関数の引数は下記のとおり。

検索値:$A$3:$A$7
範 囲:$G$2:$I$7
列番号:2
検索方法:FALSE

VLOOKUP関数の引数

では、同じことをXLOOKUP関数でやってみます。

XLOOKUP関数の引数は全部で5つ

XLOOKUP関数の引数
ナル
ナル
VLOOKUP関数より引数が多いんだけど…

一見ややこしく見えますが、基本的に入力するのは3箇所のみでOK。

検索値と検索範囲と戻り範囲です。

XLOOKUPの使い方はVLOOKUPとほとんど一緒。

検索値:VLOOKUP関数のときと同様に「$A$3:$A$7」を指定。

検索値

検索範囲:VLOOKUPでは商品リスト全体を指定していましたが、XLOOKUPは商品リストの商品コードの範囲だけで良いです。

つまり、入力するのは「$G$2:$G$7」になります。

検索範囲

戻り範囲:VLOOKUPの「列番号」に該当する箇所。

VLOOKUPでは、返したいデータが検索値から右に何番目にあるかを入力しましたが、XLOOKUPは直接返したいデータ範囲を選択します。

今回の例だと、商品名が入力されている「$H$2:$H$7」です。

戻り範囲

商品リストから単価の値を返したいなら「$I$2:$I$7」になりますね。

この3箇所が入力できたらOK。

B4セルに商品名が表示できました。

XLOOKUP関数の引数入力

これまでVLOOKUP関数を利用してきた人なら、感覚的に操作できるかも。

考え方がVLOOKUP関数よりもわかりやすいですよね。
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XLOOKUP関数とVLOOKUP関数の違い②エラー表示

見つからない場合:VLOOKUP関数だと、返す値がなくてエラーになってしまうときにIFERROER関数で空白にしたり、他の表示にすることがありますよね。

XLOOKUP関数なら、引数の「見つからない場合」に入力するだけでエラー表示に対応できます。

ナル
ナル
たとえば「見つからないよ」と設定しておくと…。
見つからない

返す値がないときにエラー表示ではなく、「見つからないよ」と表示されました。

XLOOKUP関数だとIFERROR関数を別途入力する必要がないので便利。

エラーの対応ができる「

関数の引数の「一致モード」は、VLOOKUP関数の「検索方法」に該当します。

一致モード

VLOOKUP関数だと「FALSE」と毎回入力が必要でしたが、XLOOKUPは省略すると自動的に完全一致となるため基本的に空欄でOK。

XLOOKUP関数とVLOOKUP関数の違い③検索値の左側を抽出

VLOOKUPは検索値の右側にある値しか返すことができません。

これが厄介で、そのために準備としてデータの並びを変更することもよくありました。

ナル
ナル
しかし、XLOKUP関数では、なんと検索値の左側のデータも抽出できます

商品コードの左側に商品名があっても、しっかり請求書に商品名を表示できていますね。

検索値の左側を抽出

長年のモヤモヤが解消しました。

これだけ便利なら、将来的にはVLOOKUPよりもXLOOKUPが主流になりそうですね。

但し、現状ではXLOOKUP関数を利用できるパソコンは少ないため、他の方へ渡すデータの場合にはVLOOKUP関数を使うのが無難です。

XLOOKUP関数に対応していないエクセルでそのファイルを開くと、正しく関数が動作しません。

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まとめ

エクセルのVLOOKUP関数の使い方をできるだけくわしくわかりやすくお伝えしてきました。

引数のルールさえ理解してしまえば、初心者でも応用してさらに便利に利用することもできると思います。

VLOOKUP関数を覚えたら、それまでとはまったく違う効率の良い業務ができるようになるのでぜひ習得してくださいね!

ナル
ナル
僕は、VLOOKUP関数に出会って残業が驚くほどなくなりました。

家族と過ごす時間が増え、好きなことに費やせる時間もできました。

そんな素晴らしいエクセルのVLOOKUP関数を、あなたにも知ってもらいたいと思いこの記事を書きました。

エクセルの時短テクニックは別の記事でも紹介していますので参考にしてください。

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少しでも、あなたのお役に立てたなら幸いです。
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