iPhoneで自宅や職場のパソコンを操作したいと思ったことはありませんか?
たとえば、自宅のパソコンに保存しているデータを閲覧したいときや、トラブルが発生した職場のパソコンの状況を確認したいとき、外出先から遠隔操作できたら便利ですよね。
家族や同僚に代わりに操作をお願いするとしても、パソコンの画面が見えないと的確な指示を出すのも大変だったりします。
Windows10のパソコンにはリモートデスクトップ機能も備わっていますが、利用するためにはネットワークについての知識が必要。
そこで本記事では、離れた場所にあるパソコンをiPhoneでリモート操作する超簡単な方法をご紹介します!
iPadを利用している方は、iPhoneとの連動についての記事もおすすめ。

Contents
iPhoneでパソコンをリモート操作するならTeamViewerがおすすめ!
パソコンをリモート操作するソフトウェアの中で、僕が1番おすすめするのがTeamViewer(チームビューアー)。
iPhoneと対象のパソコンにTeamViewer(チームビューアー)をインストールしておけば、遠く離れた外出先に居てもすぐにリモート操作を開始できます。
自宅から職場のパソコンに接続すれば、テレワーク(在宅勤務)も手軽に始められますね!
パソコンからパソコンへのリモート操作ももちろんOKです。
専門的な知識はまったく必要ないため、事前にTeamViewer(チームビューアー)をインストールしていない場合でも数分あれば設定可能。
iPhone版(iOS)はこちら
パソコン版(Windows)はこちら
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TeamViewer(iPhone版)でパソコンをリモート操作するメリットとは?
iPhoneでパソコンをリモート操作する方法として、TeamViewer(チームビューアー)をおすすめする理由を3つお伝えします。
TeamViewer(iPhone版)でパソコンをリモート操作するメリット①個人利用は無料
TeamViewer(チームビューアー)は、個人および非営利の場合に限り無料で利用OK。
つまり、iPhoneで自宅にあるパソコンをリモート操作したり、困っている友人のパソコンに接続してサポートをする程度なら、料金は一切発生しないということ。
職場のパソコンにTeamViewer(チームビューアー)をインストールする場合は有料となります。
TeamViewer(チームビューアー)ライセンス一覧
リモートアクセス | 2,067円/月 | 固定のパソコンをリモート操作 |
---|---|---|
ビジネス | 5,000円/月 | 接続先無制限。同時接続数1 |
プレミアム | 9,000円/月 | 接続先無制限。同時接続数1~ |
コーポレート | 19,000円/月 | 接続先無制限。同時接続数3~ |
小規模オフィスでテレワークをするのが目的なら2,067円(月額)のライセンスで十分。
TeamViewer(チームビューアー)はiPhoneからパソコンをリモート操作するだけではなく、パソコンから他のパソコンを動かせます。
そう考えると、有料版でもかなりコスパは良いと個人的には感じます。
但し、料金の支払い方法は1年単位となるため、短期的なライセンス購入はできません。
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TeamViewer(iPhone版)でパソコンをリモート操作するメリット②設定が超簡単
TeamViewer(チームビューアー)の最大の魅力は、とにかく初心者でも分かりやすいところ。
パソコンで起動したTeamViewer(チームビューアー)の画面をご覧ください。
TeamViewer(チームビューアー)で必要となる情報は「使用中のID」と「パスワード」のみ。
「リモートコンピュータの操作」のパートナーIDの欄に、リモート操作をするパソコンのIDを入力して「接続」ボタンをクリック。
続けてパスワードを入力すれば、即リモート可能となります。
反対に自分が他の方にサポートをお願いしたいときは、TeamViewer(チームビューアー)に表示されているIDとパスワードを相手に教えるだけでOK。
パソコンの画面で紹介しましたが、iPhoneでも使い方は同じです。(後述します)
これならパソコンに詳しくない方でも、やれそうな気がしませんか?
TeamViewerは、マニュアルがなくても直感的に使えるソフトウェアです。
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TeamViewer(iPhone版)でパソコンをリモート操作するメリット③パスワードで安心
パソコンの遠隔操作で心配なのが、悪意のあるユーザーによる乗っ取り被害。
僕がiPhoneでパソコンをリモート操作するソフトフェアとしてチームビューワーを選択した理由の1つがセキュリティ。
TeamViewer(チームビューアー)は先にお伝えしたとおり、画面に表示されたIDとパスワードをリモートする側のiPhoneに入力することで操作が可能。
このパスワード、実はTeamViewer(チームビューアー)を起動する度にまったく違うものに変更されるんです。
もし仮に、誰かにIDとパスワードを見られたり聞かれたりしても、パソコンまたはTeamViewer(チームビューアー)を再起動すれば安心。
頻繁に自宅や職場のパソコンにリモートする方は、ちょっと不便に感じるかもしれません。
対処法として、固定パスワードを別途設定することができます。
登録すればいつでも同じパスワードでパソコンをリモート操作できますが、変更されるパスワードに比べるとセキュリティ的には危険。
くれぐれも、簡単に推測されるパスワードは避け、英数字と記号を組み合わせておきましょう。
また、「パソコン起動時にTeamViewer(チームビューアー)を自動的に起動する」のチェックを外しておくことをおすすめします。
リモートが必要時のだけ、手動でTeamViewer(チームビューアー)を起動するとより安心です。
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iPhoneからパソコンをリモート操作する方法(TeamViewer)
対象のパソコン(例としてWindows10)でTeamViewer(チームビューアー)を起動。
自宅のパソコンなら、外出前にIDとパスワードをメモなどに控えておく。
友人や職場のパソコンをリモート操作したい場合には、TeamViewer(チームビューアー)のIDとパスワードを利用者に教えてもらってください。
自分のiPhoneにインストールしたTeamViewer(チームビューアー)アプリを起動。
リモートしたいパソコンのパートナーIDを入力して、リモートコントロールをタップ。
次に、パートナーのパスワードを入力してOK。
iPhoneにTeamViewer(チームビューアー)で操作する方法が表示されるので確認。
基本的に、普段iPhoneをさわっている方なら、読まなくても直感で操作できます。
iPhoneに対象のパソコンのデスクトップ画面が表示。
パソコン側で壁紙を設定していても、リモート中は背景が真っ黒になります。
サポートを受けるときには、リモートされているのが分かりやすくて良いですね。
リモート中は、画面右下に表示されるTeamViewer(チームビューアー)のWindowsに注意。
ちょっと邪魔に感じるかもしれませんが、これを閉じるとリモートが切断されます。
iPhone側でパソコンを操作して、ブラウザを起動してみました。
右下のボタンをタップしてキーボードを表示させれば、iPhone側でパソコンの画面に文字を入力することも可能。
リモート中はiPhone側とパソコン側のどちらでも操作ができる状態。
iPhoneを利用してすべての作業をすることもできますし、サポートの場合なら画面を観ながら肝心なところだけこちらで操作する…という使い方もOK。
iPhone側の場合、右下のメニューから「×」マークで接続終了できます。
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iPhoneでパソコンをリモート操作する設定(TeamViewer)
ここからは、TeamViewer(チームビューアー)を初めて利用するときの設定方法についてご紹介。
最初にパソコン側にTeamViewer(チームビューアー)をインストール。
TeamViewer(チームビューアー)の公式サイトから、「無料でダウンロード」をクリック。
個人利用の場合です。
ダウンロードしたファイルを「開く」。
TeamViewer(チームビューアー)のセットアップ画面が表示されるので、「インストール」と「個人/商用以外」にチェックをして「同意する」。
パソコンのインストールはたったこれだけです。
遠隔サポートを受けるときには、画面左側に表示されている「使用中のID」と「パスワード」を相手に伝えてください。
自分がリモート操作をするときは画面右側のパートナーIDに対象のパソコンのIDを入力すればOK。
次は自分のiPhoneにTeamViewer(チームビューアー):Remote Controlをインストール。
iPhoneのTeamViewer(チームビューアー)を起動。
TeamViewer(チームビューアー)の通知設定は「許可しない」でも「許可」でもOK。
僕は「許可しない」を選択しました。
リモートコントロールについて簡単な説明が表示されるんで、さらっと読んでください。
ここからは先ほどご紹介したように、対象のパソコンのパートナーIDとパスワードを入力するだけでリモート操作が可能となります。
単純なパソコン操作以外にも、「コンピュータのロック」や「Ctrl+Alt+Del」などの命令もできますので色々試してみてください。
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Chromeリモートデスクトップ(iPhone版)
iPhoneでパソコンをリモート操作するおすすめの方法をもう1つご紹介。
ChromeデスクトップというiPhoneと同じGoogleアカウントでログインしているパソコンをリモート操作できるアプリがあります。
GoogleアカウントでChromeにログインする必要があるため、基本的には自分のパソコン以外はリモートできません。
逆に、友人や同僚のパソコンを遠隔操作する機会はない…という方なら、Chromeリモートデスクトップの方がTeamViewerよりも手軽かも。
iPhoneでChromeリモートデスクトップを利用する方法①(パソコンの設定)
初めてChromeリモートデスクトップを利用するときの設定方法です。
まずはこちらでChromeリモートデスクトップをiPhoneにインストール。
iPhoneにインストールしたChromeデスクトップを起動します。
ログオンをタップ。
「Chromeリモートデスクトップへようこそ」の画面に、手順が記載されてます。
次に、リモートをしたいパソコンでGoogle Chromeを起動。
自分のGoogleアカウントで事前にログインしておくと設定がスムーズです。
URLに「remotedesktop.google.com/access」と入力してEnterキー。
Chromeの画面に「Chromeリモートデスクトップ」と表示がされればOKです。
リモートアクセスの設定と一緒に表示されているボタンをクリック。
Chromeウェブストアの画面になったら、「Chromeに追加」。
「拡張機能を追加」をクリックしてください。
ダウンロードしたファイルを「開く」。
インストールの準備完了画面で「同意してインストール」。
「Chrome Remote DesktopがChromeremotedesktophost.msi」を開くことを許可しますか?は「はい」。
「Chrome Remote Desktop Host」は「automatically close…」を選択してOK。
名前の選択では、パソコンの名前を入力。
iPhoneからリモートするときの表示されるパソコン名になります。
次にPINを設定して「起動」。(TeamViewer(チームビューアー)のパスワードと同じです。)
PINは6桁以上で設定します。
パソコンの名前と「オンライン」の表示が出れば設定は完了です。
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iPhoneでChromeリモートデスクトップを利用する方法②(iPhoneの設定)
iPhoneのChromeリモートデスクトップアプリに戻り、パソコンでログイン中のGoogleアカウントを選択します。
すると、リモート可能なパソコン名が画面に表示。
同じGoogleアカウントでログインしているデバイスが複数表示されるので、対象のパソコンを選択します。
「→」ボタンをタップ。
「このデバイスにPINを保存する」をオンにしておくと、次回からのログインがより簡単になります。
接続完了。
iPhoneにパソコンの画面が表示され、リモート操作が可能になりました。
操作する感覚はTeamViewer(チームビューアー)とそれほど変わりません。
リモート中のパソコンには、「共有されています」と表示。
「共有を停止」をクリックすると、リモートが切断されます。
TeamViewer(チームビューアー)と同様に、iPhoneの画面でキーボードを表示して文字入力もできます。
Chrome Remote Desktopをパソコンから削除したいときは、Chromeの画面右上のアイコンをクリックして削除してください。
ChromeリモートデスクトップもTeamViewer(チームビューアー)とできることはほとんど同じ。
用途に合わせて選択してみてくださいね。
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iPhoneでパソコンをリモート操作する方法まとめ
僕の場合、友人にパソコンのサポートを頼まれたときにはTeamViewer(チームビューアー)で対応。
自宅にある自分のパソコンを遠隔操作したいときにはChromeリモートデスクトップを利用…と、実際には両方を使い分けています。
どちらも優秀なソフトウェア(アプリ)ですが、TeamViewer(チームビューアー)の方が外部とやりとりをするときには無難ですね。
まずは1度、iPhoneでパソコンをリモート操作してみましょう!
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