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壊れたノートパソコンのデータを移行する超簡単な方法と3つの予防対策

ノートパソコン(日本HP ProBook450)が壊れて起動しなくなってしまいました。

前日まで不具合もなく快適に動いていたのですが、電源ボタンを押しても画面は真っ暗。

起動時に表示されるはずの日本HPのロゴすら映りません。

日本HPのサポートセンターに電話をしたところ、購入後1年を経過しているので有償修理になり、料金の目安は4万円~20万円くらいになると言われました。

ナル
ナル
もう修理に出すより新品で購入する方が安いのでは…

問題は壊れたノートパソコンの中に残っている大切なデータ

仕事関係の資料は作り直せばなんとかなるのですが、たのしい思い出がたくさん詰まった家族や友人との写真・動画は簡単にあきらめることができません。

そこで、壊れたパソコンのハードディスクからどうにかしてデータを移行することができないかと、方法を探してみました。

また、同じようなことが起きたときに備えて、今後の予防対策もお伝えします

SATA to USB 変換アダプター(ケーブル)で壊れたパソコンのデータを移行する

他のパソコンとケーブルでつないで壊れたパソコンを起動させる方法もあったのですが、もっとシンプルで、パソコンもくわしくない人でも簡単にできそうなやり方を見つけました。

めちゃめちゃ簡単ですよ。手順は3つだけ。

パソコンからデータを取り出す3ステップ
  1. 壊れたノートパソコンからハードディスクを取り出す
  2. 他のパソコンにハードディスクをSATA to USBでケーブル接続する
  3. ハードディスクからデータを移行する

手間もお金もたいしてかかりません。

ノートパソコンが壊れた原因がハードディスクの破損だった場合、この方法でもできないことがあります。ご了承ください。

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壊れたノートパソコンからデータを移行するために準備するものは2つ

プラスドライバーSATA to USB 変換アダプター(ケーブル)が必要。

プラスドライバーはどこの家庭にもあると思いますが、もし見当たらないようならダイソーなどの100均で購入してください。
プラスドライバー
SATA to USB 変換アダプターというのは、壊れたノートパソコンのハードディスクを、別のパソコンに接続するために使うアダプタ(ケーブル)

一般的に、あまり持っている人はいないと思うので購入が必要になる方が多いと思います。

僕が購入したのは、Ligitecのガチャベイ(LHR-A25SU3/LGB-A25SU3)というSATA to USB変換アダプター。

この商品を選んだ理由は、行ったお店にこれしか置いてなかったからです。価格は1,200~1,300円くらいだったと記憶しております。
SATA to USB変換アダプター
メーカーに依頼したら見積りだけで4,000円、修理で数十万払った挙句、結局データを取り出せませんでした…なんてこともありますから、これで解決できるなら安いものです。

SATA to USB変換アダプターによるデータの移行が仮に失敗したとしても、そこまで痛い出費にはなりません。

SATA to USB変換アダプターを探したら種類がたくさんあってわからないという方は、僕と同じものを購入すれば間違いはないです。

もしくは、「壊れたノートパソコンからデータを移行したい」と店員さんに伝えれば、きっと親切に教えてくれますよ。

プラスドライバーとSATA to USB 変換アダプターが準備できたら、さっそく作業に移りましょう。

SATA to USB変換アダプターは、電源を別に用意する必要もありませんし、パソコンに差し込むだけなので初めての方でも迷わずに作業できると思います。

壊れたノートパソコンからデータを移行する作業手順

実際に作業したとき写真を載せて解説します。

僕の機種は日本HPのProBookですが、別のメーカーのノートパソコンでも基本的にはほとんど同じですので参考にしてください。

壊れたノートパソコンからデータを移行する手順①ノートパソコンからハードディスクを取り外す

壊れたノートパソコンを裏向きに置きます。ドライバーを手元に用意してください。

ナル
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それでは、オペを始めます。

ノートパソコンの背面
カバーを外すためにドライバーでネジを緩めていきます。どのネジをさわって良いのかわからないなら、見えるものは全部はずして問題ありません。

分解とか、細かい作業が苦手な方もいると思うのですが、そもそも起動しなくなったパソコンです。元通りに戻す必要もないですし、思い切ってやっちゃってください。

ネジをはずしても、多少力を入れないと外れないカバーもあります。

ProBook450の場合、カバーをとると下図のような状態になりました。
ハードディスク
左下にある四角い部品が、目的のハードディスク

ご自分のノートパソコンと見比べてみてください。パソコンによって若干位置は異なるかもしれませんが、こいつを探して取り外してください。
ハードディスクを取り外す
HDDと記載されていたので、間違いなくこれがハードディスクです。
次の手順へ進みましょう。
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壊れたノートパソコンからデータを移行する手順②他のパソコンにハードディスクを接続する

新品のパソコンを購入済ならそれが手っ取り早いですが、手配に時間がかかるようなら、身近な人のパソコンにデータを保存させてもらえるようにお願いしましょう。

SATA to USB 変換アダプターをと先ほど取り外したハードディスクを接続します。
SATA to USB 変換アダプターを接続
端子には向きがありますので、形状を確認して差し込んでください。

次に、SATA to USBの先端をデータ保存するパソコンのUSB端子につなぎます。
USB端子に差し込む
SATA to USB 変換アダプターのランプがつきました。
ランプが点灯する
パソコンにハードディスクが認識されると、中身のデータが画面に表示されます。
ユーザーのフォルダ

壊れたノートパソコンからデータを移行する手順③ハードディスクからデータ移行する

表示されるフォルダの中に「ユーザー」というフォルダがあるはず。その中を覗くと、壊れたパソコンのユーザー名が表示されます。

このとき、下図のようなメッセージが表示されることがあります。
アクセス許可の表示
【続行】をクリックしてください。その先に、あなたの大切なデータが入っていますよ。

ナル
ナル
思い出の写真と動画を発見できました!

あとは取り出したいデータを、パソコンのデスクトップや分かりやすい場所に貼り付けするだけ。

他の人のパソコンを借りている場合には、自分のパソコンが用意できたらすぐにデータ移行をしましょう。

お疲れさまでした。以上で、壊れたノートパソコンからデータを移す作業は完了です。
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OSが異なると上手くデータを移行できないこともある

SATA to USB 変換アダプターの説明書には記載がなかったのですが(見落としているだけかもしれない)、たとえば起動しなくなったしたパソコンがWindow10で、データ保存をするパソコンがWindow7など、OSの組み合わせが違うと上手くデータを移行できないことがありました。

ハードディスクの認識はしたんですけどね。データの中身を見ようとするとエラー表示。

OSが異なることが原因なのかまで検証していませんが、少なくとも同じOSであれば問題なさそうでした。

壊れたパソコンのハードディスクは再利用できる

壊れたノートパソコンのハードディスクは、データを移行したあとにフォーマットしました。

中身が空っぽになったので、今はバックアップ用の外付けハードディスクとして活躍しています。

SATA to USB 変換アダプターはそういう使い方もできるんです。いや、むしろこれが本来の使い方なのかもしれません…。

ハードディスクが不要な場合には、中のデータをしっかりと消去してから処分しましょう。ハンマーで砕いたり、ドリルで穴をあけるという物理的に破壊する方法もあります。
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ハードディスクが壊れていたらデータの移行(抽出)は不可能

今回のケースでは、ハードディスクにSATA to USB 変換アダプターをつなぐことでデータを移すことができました。

しかし、ノートパソコンが壊れたらこの技で解決できる、とは思わないでください。

今回は運が良かっただけです。パソコンが起動しないときって、ハードディスクが破損していることが結構多いんです。

その場合はもうデータの復元はほぼ不可能

だから、対策をしておきましょう。

パソコンが壊れた時に備えて 今後の予防対策

新しいパソコンも、いつまた壊れてしまうかはわかりません。

仕事関係でパソコンを使っていると、自分だけでなくまわりの人にも迷惑をかけてしまう可能性もありますからね。

予防対策はしておきましょう。
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パソコン故障の予防対策①ノートパソコンはクッション素材のバッグで衝撃から守る

ノートパソコンは持ち運びに便利ですが、いろいろなところにぶつけたり、置いたときの衝撃でパソコンが起動しなくなってしまうことがあります。

パソコンが壊れる理由は他にもたくさんありますが、予防することで少しでもリスクを回避しましょう。

持ち運ぶときには、とにかく大切に扱うこと。

クッション材が入ったパソコンバッグに入れるのがおすすめ。
クッション材のあるバッグ
実際に僕が利用しているパソコンバッグ(ELECOM ZEROSHOCK)です。内側両面のクッション材でパソコンを挟みます。

クッション材があるとバッグが分厚くなってかさばる…と思われるかもしれませんが、割と薄いんです。これなら持ち運びも苦にはなりません。
iPhoneとバッグの厚みの比較
パソコンを入れた状態でも、バッグの厚みは4cm程度。参考にiPhone8(幅:約6.5cm)と比較してみました。

こんなに薄くても、クッション材がしっかりとパソコンを衝撃から守ってくれます。

僕は1年以上、ほぼ毎日パソコンを入れて持ち歩いていますが、今までパソコンが壊れたりおかしくなったことはまったくありません!

パソコン故障の予防対策②データをクラウド(オンラインストレージ)に保存する

そもそも、データをパソコンの内部ではなくクラウド(オンラインストレージ)に保存するという方が増えています。

クラウド(オンラインストレージ)とは?

インターネット上でデータを保存できる場所のことです。

ナル
ナル
パソコンが突然起動しなくなっても、データがなくなってしまうことはありません!

わざわざ壊れたパソコンから、ハードディスクを取り外す必要もありません。

代表的なクラウドサービスとして有名なのが、マイクロソフト社が提供するOneDrive(ワンドライブ)

クラウド(オンラインストレージ)は他にもありますが、OneDriveはマイクロソフトのアカウントを持っていれば無料で5GBを利用できます

5GB以上を利用したい場合は有料になります。
50GBプランで1ヶ月あたり249円。

OneDrive(ワンドライブ)の使い方

OneDriveを利用するために、まずはマイクロソフトのアカウントを作ります。
マイクロソフトアカウントの作成←こちらからできます。

メールアドレスを入力して次へ。
僕はGmailで登録しました。フリーアドレスでも問題ありません。
マイクロソフトアカウントの作成画面
氏名を入力。必須項目なので空欄は不可です。
姓と名を入力する
最初に入力したメールアドレスにコードが届いているはずなので、メールを確認。
確認コードを入力する

メールが届いていない場合には、メールが迷惑フォルダに入っていないか、入力したメールアドレスが間違っていなかったかを確認してください。

メールアドレスを変更する場合には、最初から同じ手順でアカウント作成をすることになります。

最後に、画面に表示された文字を入力して「次へ」
表示された文字を入力する
マイクロソフトのアカウントが作成されました。

登録したメールアドレスとパスワードはOneDrive(ワンドライブ)を使うときに必要なので、忘れないようにしてくださいね。

ナル
ナル
パスワードがわからなくなったら、せっかくクラウドにデータを保存しても取り出せなくなっちゃいますよ

OneDrive(ワンドライブ)にデータを保存する方法

Windows10のパソコンを例に説明します。
左下のスタートから、OneDriveをクリック。
onedriveを起動
初めてのときや、OneDriveにログインしていない状態だと、設定画面が表示されます。
マイクロソフトアカウントの作成時に入力したメールアドレスでサインイン。
マイクロソフトアカウントのメールアドレスを入力
パスワードは、マイクロソフトアカウントをつくった時に設定したパスワードです。
マイクロソフトアカウントのパスワードを入力
OneDrive(ワンドライブ)のログインが成功すると、フォルダが表示。
このOneDriveフォルダにデータを保存しておけばOKです。
データを保存する場所
もしパソコンが壊れてしまったときは、他のパソコンでOneDrive(ワンドライブ)にログインすればデータを移行することができます。

デスクトップや他のフォルダなど、OneDrive(ワンドライブ)以外のデータは取り出せませんので気を付けてくださいね。

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パソコン故障の予防対策③外付けHDD・USBメモリに自動でバックアップする

クラウド(オンラインストレージ)は便利ですが、無料では保存できる容量が少なく感じるかもしれません。

また、インターネット上にデータをアップすることが不安だという方もよくいますので、外付けハードディスク又はUSBメモリにバックアップする方法もお伝えしておきます。

単純に、パソコンにケーブルでつないだ外付けハードディスクやUSBメモリにデータをコピーして貼り付けるだけでもバックアップにはなりますが、手動は面倒ですよね。

ナル
ナル
めんどくさいと感じてしまうと、定期的にやるのはなかなかむずかしいです。

なので、自動でデータをバックアップするためのWindows10の設定をお伝えしておきます。

ちょうど壊れたパソコンから取り外したハードディスクがあるので、今回はそれを使ってWindows10のバックアップ設定をしますね。

スタート → 設定 → 更新とセキュリティとすすめていくと、「バックアップ」というメニューがあると思います。

バックアップ先の外付けハードディスク(USBメモリ)をパソコンに接続した状態で、ドライブの追加をクリック。
Windows10のバックアップ機能
データを保存する場所(ドライブ)を選択します。僕のパソコンだと「Windows(D:)となっていました。
保存する場所を選択
設定ができると、「ファイルのバックアップを自動的に実行」の箇所がオンになります。不要になったときはオフにしてもらって大丈夫です。

このままでもWindowsがバックアップを自動的にしてくれますが、「その他のオプション」も覗いておきましょう。
その他オプション
バックアップオプションの画面では、ちょっと細かい設定ができます。

ファイルのバックアップをするタイミング・頻度であったり、バックアップ対象のフォルダを追加することができます。
対象フォルダの追加ができる
たとえば新しいフォルダを作成して、そこにファイルを保存していたとします。

しかし、そのフォルダがバックアップ対象になっていなければ、いざとなったときに大変なことになりますよね。

よく使うフォルダーが、バックアップの対象になっているかどうかの確認はしておいてください。

Windowsのバックアップ機能以外にも、シンクコネクトという自動でデータを外付けハードディスクにバックアップをしてくれるソフトウェアもありますよ。
検討してみてくださいね。

まとめ

  • SATA to USBをつなぐだけで壊れたパソコンのデータを移行する移せる
  • ハードディスクが破損しているとデータの復旧は困難
  • パソコンが壊れたときのために予防対策をしよう
  • クラウド(オンラインストレージ)も便利
  • 自動的にバックアップする設定をしておく

ノートパソコンのハードディスクを取り出して、他のパソコンにつなぐというが初めての体験だったので、僕自身とても勉強になりました。

SATA to USB 変換アダプターは1,000円以下で購入できることもあります

今パソコンが壊れていなくても保険として用意しておいたり、過去に起動しなくなり眠っているパソコンがあるなら使ってみると良いかもしれません。

すっかり忘れていたお宝データが発掘されるかも。

それと、くれぐれもデータのバックアップは忘れずに!

パソコンが起動しなくなっても、冷静に対応できるように対策をきちっとしておきましょうね。

この記事が、少しでもあなたのお役に立てたなら幸いです。
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