エクセルのカレンダーでスケジュール管理をしたいと思ったことはありませんか?
手っ取り早いのは、エクセルのオンラインテンプレート。
「カレンダー」と検索するとすぐに使えるエクセルカレンダーがたくさん表示されます。
デザインも豊富なので、利用している方も多いかもしれません。
しかし、オンラインテンプレートのエクセルカレンダーは欠点もあります。
たとえば、祝日が赤字で表示されなかったり、年月が令和(和暦)対応していなかったり。
また、どこにどんな設定がされているかわからないため、カスタマイズしにくいという不便さもあります。
そんなお悩みを解決するために、日頃エクセルをさわりまくっている僕が令和3年のオリジナルのエクセルカレンダーを最初から作成してみました!
Contents
- 1 【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーを無料配布!
- 2 エクセルカレンダーの特徴
- 3 【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーの使い方
- 4 【令和(和暦)対応】カレンダーの作り方と解説
- 4.1 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順①祝日リストの準備
- 4.2 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順②罫線でカレンダーの枠組みの作成
- 4.3 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順③WEEKDAY関数で日付を自動表示させる
- 4.4 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順④レイアウト(幅と高さ)の調整
- 4.5 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑤EDATE関数とスピンボタンで年月を変更する
- 4.6 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑥西暦と和暦(令和)を条件付き書式で簡単切り替え
- 4.7 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑦祝日リストとカレンダーを連動させて日付を赤字にする
- 4.8 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑧当月以外のカレンダー日付を非表示にする
- 4.9 【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑨カレンダーの不要な罫線を非表示にする
- 5 補足:エクセルカレンダーを月曜はじまりに変更したいとき
- 6 まとめ
【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーを無料配布!
オリジナルのエクセルカレンダーは下のボタンからダウンロードできます。
僕はOffice365のエクセルを利用しています。
ご利用しているエクセルのバージョンによっては、令和対応していないこともあります。
マイクロソフトのアップデートをご確認ください。
自分でエクセルカレンダーを作成したい人や、ダウンロードしたエクセルカレンダーを編集したい人は、ぜひ参考にしてくださいね!
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エクセルカレンダーの特徴
今回作成したオリジナルエクセルカレンダーは、オンラインテンプレートにはないメリットもたくさんあります!
エクセルカレンダーの特徴①完全無料の万年カレンダー
今回提供しているエクセルカレンダーは完全無料。
一切お金はかかりません。
エクセルを利用している方なら、ダウンロード後すぐにカレンダーを使うことができます。
カレンダーは毎年新しいものを購入するイメージがある方も多いと思いますが、エクセルカレンダーは令和3年(2021年)だけではなく、翌年も、翌々年も使い続けることができます。
買い替える必要もないので経済的にもやさしいです。
しかも、データとして残るのでいつでも見返すことができますよ。
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エクセルカレンダーの特徴②和暦(平成・令和)対応&祝日連動
エクセルのオンラインテンプレートのカレンダーの場合、和暦(令和)対応しておらず、西暦の表示しかできないものが多いです。
僕が作成したエクセルカレンダーでは、簡単に西暦と和暦(令和)の表示を切り替えることができます。
また、オンラインテンプレートのエクセルで祝日が分かりづらい問題についても、しっかり対応させていただきました!
創立記念日など、会社独自のお休みがある場合は設定することでカレンダーの日付を自動で赤字にすることも可能です。
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エクセルカレンダーの特徴③自由に編集OK
無料配布されているエクセルカレンダーはたくさんありますが、中にはパスワードを設定してあり、ユーザーが自由に加工や編集をできないようになっているものもあります。
ですが、文字の大きさだったり、色であったり、デザインは、人それぞれ好みがありますよね。
配布したエクセルカレンダーは、自由に内容を編集・加工できるようになっているので、こだわりがある方はアレンジしてみてください。
後ほど解説するエクセルカレンダーの作り方を読んでいただければ、さらに便利なカレンダーになるかもしれません。
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【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーの使い方
無料配布しているエクセルカレンダーの具体的な使い方を紹介します。
【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーの使い方①年月の切り替え方法
エクセル初心者やパソコンが苦手な方でも簡単にカレンダーが使えるように、年月はスピンボタンというボタンだけで変更できるようになっています。
ボタンを押すと…
スピンボタンの上矢印で年月が進み、下矢印をクリックすると年月が戻ります。
2019年1月以降の年月が設定できるようになっています。(制限解除できます)
祝日連動(赤字)する範囲は、初期設定では2019年1月~2025年12月です。
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【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーの使い方②和暦と西暦を切り替える方法
エクセルのオンラインテンプレートでダウンロードできるカレンダーは、基本的にどれも年月が西暦で表示されています。
和暦(令和)対応もしていないため、無理に和暦表示にしようとしても…
年月がおかしくなったり、エラー表示になってしまいます。
でも、カレンダーで新元号(令和)を使いたい方もたくさんいると思うんですよね。
無料配布したエクセルカレンダーなら、西暦と和暦(令和)の切り替え方は簡単にできます。
C1セルをご覧ください。
一見なにも入力されていないように見えますが、セルをクリックするとプルダウンのマークが表示されます。
こちらで「西暦」または「和暦」を選択すると、A1セルに表示される年月の表示形式が変わります。
和暦の場合は平成31年5月まで表示。それ以降の年月は令和になります。
いつでも切り替えができるので、お好みで設定してくださいね。
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【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーの使い方③独自の祝日を設定する方法
エクセルカレンダーのシートのとなりに「祝日リスト」シートがあります。
A列は年月日。B列は祝日名。
祝日リストにある日付がエクセルカレンダー内にある場合、自動的に赤字で表示されるように設定をしてあります。
祝日は国民の祝日を設定してありますが、変更になることもあるかもしれません。
また、2026年以降もこのエクセルカレンダーを利用する場合には祝日設定が必要になります。
その場合には、祝日リストを直接編集してください。
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【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーの使い方④スケジュールの入力方法
実用的なカレンダーを目指してつくりましたので、日付の下に空白を用意しています。
印刷して予定を書き込むのも良いですが、エクセル上で入力したいという場合にも便利です。
仕事でエクセルカレンダーを利用するなら、資料の提出や締め切りの期限などを入力しておくのも便利かも。
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【令和(和暦)対応】オリジナルエクセルカレンダーの使い方⑤カレンダーをコピーして使う方法
提供したブックにエクセルカレンダーのシートは1つしか入っていないので、必要に応じてシートをコピーしてください。
コピーはエクセルカレンダーのシートを右クリックして、「移動またはコピー」。
コピーを作成するにチェックを入れてOK。
これでエクセルカレンダーが複製されます。
コピーしておけば、ずっとデータとしてエクセルカレンダーを残せます。
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【令和(和暦)対応】カレンダーの作り方と解説
無料配布したエクセルカレンダーの作成方法をすべて解説します。
理屈や仕組みがわからなくてもエクセルカレンダーは利用できますが、知ることでさらに便利に、自分仕様にできるかもしれません。
エクセルのクイックアクセスツールバーをカスタマイズしておくと、作業がスムーズに行えます。

興味がある方は、参考にしてください。
- 祝日リストの準備
- 罫線でカレンダーの枠組みの作成
- WEEKDAY関数で日付を自動表示させる
- レイアウト(幅と高さ)の調整
- EDATE関数とスピンボタンで年月を変更する
- 西暦と和暦(令和)を条件付き書式で簡単切り替え
- 祝日リストとカレンダーを連動させて日付を赤字にする
- 当月以外のカレンダー日付を非表示にする
- カレンダーの不要な罫線を非表示にする
【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順①祝日リストの準備
エクセルを起動したら、まずは祝日リストを作成します。
シート名は他の名前でも良いですが、分かりやすいものにしておきましょう。
見本ではA列に日付、B列に祝日名となってしますが、エクセルカレンダーに連動する重要なデータはA列のみです。
そのため、B列は面倒なら入力してなくても問題はありません。
ただ、あとで祝日リストを編集するときに、祝日名がわからないと作業がしづらくなるかもしれません。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順②罫線でカレンダーの枠組みの作成
祝日リストを作成したとは別のシートを開いて、エクセルカレンダーを作ります。
A2セルからG14セルを範囲選択して罫線を引きます。
2行目には曜日を入力します。
A2セルに「Sun(日曜)」と入力。
セルの右下にマウスのカーソルを当てると十字にポイントが変更するので、その状態で右クリックをしながらG2セルまでドラッグ。
連続データを選択すれば、1週間の曜日が入力できます。
セルの色の塗りつぶしはお好みでどうぞ。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順③WEEKDAY関数で日付を自動表示させる
A1セルに「2020/1/1」と入力。表示形式は後ほど設定しますが、こちらはエクセルカレンダーの年月を表示する箇所となります。
つまり、今のエクセルカレンダーの状態だと「2020年(令和2年)1月」ということになります。
たとえば2020年(令和2年)1月の「1日」は水曜日ですが、
2020年(令和2年)2月の「1日」は土曜日なります。
当たり前といえば当たり前ですが、これが厄介です。
毎月1日の曜日が異なるということは、A3セルに入るカレンダーの最初の日付も毎回変わってしまうことになります。
だからと言って、月が変わるごとに日付を手入力するのは面倒ですよね。
そこで、WEEKDAY関数という曜日を数値に置き換える関数を利用します。
WEEKDAY関数で曜日を数値に置き換えると下記のようになります。
日曜日=0
月曜日=1
火曜日=2
水曜日=3
木曜日=4
金曜日=5
土曜日=6
エクセルカレンダーのA3セルに入る日付は、対象月の1日からWEEKDAYで数値に置き換えた数値を引いて、プラス1(日)することで求めることができます。
具体的に例を出すと、2020年1月1日は水曜日。
水曜日をWEEKDAY関数で数値に置き換えると3。
2020年1月1日の3日前に1(日)足すと…
2019年12月29日(日)になります。
しかし、1日が〇曜日だから〇日前で…とその度に計算するのは大変なので、A3セルに数式を入力します。
=A1-WEEKDAY(A1,1)+1
理屈がむずかしくてわからないという方は、上記の式をコピペしてください。
これだけで自動的に、対象月の最初の日曜日を求めてくれます。
A3セルに「2019/12/29」と表示されました。
A1セルの年月の値を「2020/2/1」に変更してみます。
すると、A3セルの日付が自動的に変更されました。
2020年2月のカレンダーの場合、最初の日曜日の日付は1月26日になるということです。
毎月、カレンダーの最初の日付さえ自動で計算ができれば、あとは簡単。
B3セルに「=A3+1」と入力すれば、A3セルの翌日が表示されます。
その式をG3セルまでコピーすれば、カレンダーの最初の1週間が完成。
A5セルには「=G3+1」、B5セルには「=A5+1」というように、カレンダーに数式を入れていきます。
奇数行(3,5,7,9,11,13行目)に、日付を表示するための数式を入力します。
偶数行(4,6,8,10,12,14行目)は、スケジュール入力用に空白になるのでなにも入力はしないでください。
エクセルカレンダーに1ヶ月分の日付が表示されればOKです。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順④レイアウト(幅と高さ)の調整
Ctrlキーを押しながら奇数行(3,5,7,9,11,13行目)のA列からG列を選択。
Ctrlキーを使うと、離れたセルも同時に選択することができます。
右クリック→「セルの書式設定」
表示形式をユーザー定義にして「d」と入力。
配置は「左詰め(インデント)」
フォント「太字(ボールド)」サイズは12~14くらい。
罫線は下線をクリックして削除します。
OK!
カレンダーのイメージとして、日曜日は赤字、土曜日は青字が合う感じがしますね。
A3セルからA14セルを選択して、フォントの色を赤に変更。
同じように、土曜日のG3セルからG14セルはフォントを青色にします。
カレンダーらしい見た目になってきましたね。
用途に合わせて、エクセルカレンダーの幅や高さなどのレイアウトを調整しましょう。
印刷プレビューで確認しながら調整していきます。
コツとしては、印刷したときに空白にスケジュールを書き込むことがあるので、偶数行(4,6,8,10,12,14行目)の高さは広めにしておくと良いです。
それと、表示タブの中の「目盛線」のチェックを外すと余計な線が消えて見やすくなります。
微調整はあとからでもできるので、ここでは大雑把に設定できれば十分。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑤EDATE関数とスピンボタンで年月を変更する
A1セルの日付を変更すれば、カレンダーの日付は自動的に切り替わるようになっています。
でも、A1セルの年月をその都度入力をするのは手間です。
エクセルにはデータ入力を補助する機能がいくつかあります。
その中の1つ、スピンボタンを使って年月を簡単に切り替えられるように設定します。
F1セルに「2019/1/1」、G1セルに「1」と入力。
A1セルは、7入力されている年月日を削除してからEDATE関数を入力します。
EDATE関数は「開始日から起算して、指定した月だけあとの年月日を求める」関数です。
A1セルに入力する式は、
=EDATE(F1,G1)
F1セル(2019年1月1日)を起点として、G1セル(1ヶ月後)の日付を求めています。
すると、A1セルには「2019/2/1」が表示されました。
次に、エクセルに「開発タブ」が表示されているかを確認してください。
開発タブが表示されていない場合には、ファイル→オプション→リボンのユーザー設定。
右側の枠の中にある「開発」にチェックを入れてください。
「開発タブ」の中の挿入→フォームコントロールの中に、スピンボタンがあります。
選択したら、B1セル付近でマウスをドラッグして四角を描きます。
スピンボタンが設置できたら、右クリックをしてコントロールの書式設定。
リンクするセルのとなりにあるボタンを選択して、G1セルを指定します。
コントロールタブ内の変化の増分を1。
上記の通りになったら、OKを押します。
スピンボタンをクリックする度に、A1セルの年月が変更されるようになっているはずです。
これ、スピンボタンがG1セルと連動しているんです。
スピンボタンの上矢印を押すとG1セルの数値が1増える。
下矢印を押すと、G1セルの数値が1減る。
そうすると、今度はA1セルに入力したEDATE関数が求める値に影響する。
というわけで、スピンボタンを押すことでA1セルに入力された年月を変動させることが可能になるんですね。
ちなみに、F1セルに入力した値がA1セルに表示される年月の最小値となります。
今回の例だと、2019年1月以前にはエクセルカレンダーの日付は遡れません。
もし、もっと以前のカレンダーを観たいという場合にはF1セルの値を変更してくださいね。
F1セルとG1セルに入力したデータが見えていると見栄えが悪いので、非表示にしてしまいましょう。
F1セルとG1セルを範囲選択して、フォントを白に変更。
背景に紛れて文字が見えなくなりました。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑥西暦と和暦(令和)を条件付き書式で簡単切り替え
A1セルを右クリックでセルの書式設定。
表示形式の日付でカレンダーの種類を「和暦」に変更。
「平成24年3月14日」という表示を選択。
ユーザー定義で種類を
[$-ja-JP]ggge”年” m”月”
に修正してOK。
A1セルの年月が和暦に変更されました。
表示が変わっても、スピンボタンで西暦と同じように年月を進めたり戻したりできますし、もちろんカレンダーの日付も連動します。
新元号の令和もしっかり表示できました。
次はC1セルをクリックして、データタブから「データの入力規則」。
入力値の種類を「リスト」に変更して、元の値のところには「西暦,和暦」と入力してOK。
西暦と和暦の間は必ず「,(半角カンマ)」で区切ります。
スペースでは正しく反映しないので注意。
C1セルをクリックすると、リスト表示がされるようになります。
西暦か和暦をプルダウンリストで切り替え可能です。
プルダウンリストについては下記の記事でくわしく解説しています。

A1セルに条件付き書式の設定をします。
A1セルをクリックして、ホームタブの中にある条件付き書式から新しいルールを選択。
ルールの種類から「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックし、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の枠に、「=C1=”西暦”」と入力。
C1セルが西暦の場合には、書式設定をするという意味になります。
書式をクリックし、表示形式のユーザー定義に「yyyy”年” m”月”」と入力すれば完了。
エクセルカレンダーのC1セルが「西暦」の場合、A1セルは「yyyy”年” m”月”」という西暦表示をします。
C1セルが西暦以外(つまり和暦)の場合、A1セルは「[$-ja-JP]ggge”年” m”月”」という形式で和暦を表示します。
C1セルの西暦・和暦の表示ですが、フォントを白に変更して非表示にしておくこともできます。
消えたように見えても、エクセルカレンダーのC1セルをクリックすれば、しっかりと西暦・和暦の切り替えができます。
これでいつでも、西暦と和暦(令和)の表示を切り替えることができますね。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑦祝日リストとカレンダーを連動させて日付を赤字にする
エクセルカレンダーと事前に準備した祝日リストを連動させます。
A3セルからG14セルを範囲選択した状態で、条件付き書式→新しいルール。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の欄には、下記の通り入力。
=COUNTIF(祝日リスト!$A:$A,A3)>0
式はコピペできます。
「$」は絶対参照のマークです。
分からない方はこちらの記事を参考にしてください。

この数式により、エクセルカレンダーの日付のうち、祝日リストのA列にある日付に対してのみ書式設定が可能になります。
書式をクリックし、フォントを赤で太字にしてみました。
祝日が自動的に赤字で表示されます。
スピンボタンで年月も変更しても、祝日リストに入力されている日付はどれも赤字になっているはずです。
エクセルカレンダーの祝日の日が赤字にならない場合には、条件付き書式で設定した式の見直しと、対象の日が祝日リストに正しく入力されているかをご確認ください。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑧当月以外のカレンダー日付を非表示にする
カレンダーの種類にもよりますが、当月以外の日付は表示しなくても良いですよね。
令和2年1月度のカレンダーなら、12月29から12月31日と2月1日~2月8日は不要です。
エクセルカレンダーを祝日連動をさせた手順と同じように、A3セルからG14セルを範囲選択して条件付き書式の新しいルール。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリック。
入力する数式は、
=NOT(AND(YEAR(A3)=YEAR($A$1),MONTH(A3)=MONTH($A$1)))
エクセルカレンダーの日付の年月が、A3セルの年月と一致しない場合は書式設定をするという内容の数式です。
書式設定は、フォントを白にしてOK。
エクセルカレンダーの当月以外の日付が消えました。
厳密には、フォントを白くしたことにより見えなくなっているだけです。
なので、カレンダーの背景を白以外にしたい場合には、書式設定のフォントの色を背景と同じ色にしてみてください。
そうしないと、不要な日付が表示されてしまいます。
また、当月以外の日付も薄い色で表示したい場合は、書式設定の色を調整すればOKです。
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【令和(和暦)対応】エクセルカレンダー作成手順⑨カレンダーの不要な罫線を非表示にする
エクセルカレンダーの年月によっては、最終行(13行目と14行目)は不要になることがありますよね。
令和2年1月のカレンダーだと、最終行は空白で罫線のみが表示されています。
枠だけあっても、格好悪いですよね。
最終行に日付が表示されない年月は、最終行の罫線も非表示にする設定をしておきます。
A13セルからG14セルを範囲選択して、条件付き書式の新しいルール。
※適用範囲に気を付けてください。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリック後、式を入力。
=NOT(AND(YEAR($A$13)=YEAR($A$1),MONTH($A$13)=MONTH($A$1)))
書式設定は、罫線の左右下を削除します。
線をダブルクリックすると表示が消えます。
令和2年1月度のエクセルカレンダーで、先ほどまで表示されていた最終行の罫線が非表示になりました。
スピンボタンで年月を変更してみてください。
最終行が必要な年月のときはしっかり日付と枠が表示されます。
最終行は、不要のときのみ非表示になります。
以上、エクセルカレンダーの作り方でした。
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補足:エクセルカレンダーを月曜はじまりに変更したいとき
無料配布しているエクセルカレンダーは、日曜はじまりで作成しています。
しかし、月曜はじまりのカレンダーが欲しいという方もいると思いますので、変更方法をお伝えしておきます。
A3セルには「=A1-WEEKDAY(A1,1)+1」という数式が入力されていますよね。
これを、「=A1-WEEKDAY(A1,2)+1」に変更してください。
変更箇所は、1カ所だけです。
WEEKDAY関数は、引数が1だと「日曜0~土曜7」というように曜日を数値に置き換えしますが、引数が2になると「月曜1~日曜7」で曜日を数値に置き換えます。
WEEKDAY関数の引数を変更すると、先ほどまで水曜日に表示されていた令和2年1月1日が、火曜日の列に表示されるようになりました。
あとは2行目に曜日の文字を月曜はじまりに変更すれば…
月曜はじまりのエクセルカレンダーとして使えます!
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まとめ
エクセルカレンダーの作成は、文章にすると長いですが作業時間はそれほどかかりませんよ。
部分的にマクロを利用するともっと簡単になるかも。

今回配布しているオリジナルのエクセルカレンダーは、デザインがベーシックなものになっています。
でも、関数は意味が分かってくると応用ができるようになるので知っておいて損はないです。
ぜひ、あなたオリジナルのエクセルカレンダーを作って活用してください!
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